韓国のダンスのレベル高さは、今や世界レベル。KPOPアイドルの活躍により、その実力はグローバルに知れ渡っています。
「なぜ韓国のアイドルはそこまでダンスの実力にこだわるのか?」、「なぜKPOPアイドルはみんなダンスがうまいのか?」
今回は、この2点を中心に韓国のダンス文化について考察していきます。
目次
- 韓国のアイドルは世界を目指しているから「完璧なアイドル」が求められる
- 日本のアイドルと韓国のアイドルの比較
- 韓国のアイドル=日本の実力派グループ
- とはいえアイドルらしいKPOPアイドルも増えてきた
- KPOPアイドルは「ダンスがうまい」は当たり前の認識
- 今後はさらにグローバルな活躍を見せていくKPOP市場
韓国のアイドルは世界を目指しているから「完璧なアイドル」が求められる
韓国のアイドルは、大前提にグローバルな活躍を目指しています。韓国国内だけでは、音楽市場が狭く、長期に渡って活動するには限界があります。
国内だけでの活動では、企業としての利益も十分に見込めず、練習生のころから投資した割に、利益が少ないのです。
だからこそ、世界に目を向ける必要があり、世界に認められる実力を持ったアイドルを育てる必要があります。
「世界レベルで戦うため」に「完璧なアイドル」になるのは、必要不可欠なのです。
日本のアイドルと韓国のアイドルの比較
ここで、日本のアイドルと韓国のアイドルを比較してみましょう。
韓国のアイドル | 市場は「世界」 | パフォーマンス重視 |
日本のアイドル | 市場は「日本」 | トークやメディア重視 |
簡単に両者を区別すると、以上のような2つの大きな違いがあります。日本は音楽市場が大きいので、国内のみで十分に活動できます。
しかし、韓国は先ほど少し説明しましたが、そうはいきません。
また、韓国はダンスや歌唱能力、フォーメーションなど「パフォーマンスを重視」しています。日本のアイドルは、バラエティーやドラマなど「メディア」に力を入れています。
韓国がパフォーマンスを重視するのは、やはり「世界を目指しているから」なのです。言葉も通じない国で認められるのは、実力勝負ですからね。
韓国のアイドル=日本の実力派グループ
韓国のアイドルはレベルが本当に高いです。日本のアイドルのレベルが低いと言っているのではなく、単純に実力ある子を育てるのが上手いというのが伝わればと思います。
韓国のアイドル=日本の実力派グループ
このように言われることがあります。確かにそうかもしれません。日本は成長型のアイドルが多いので、レベルを比べちゃうとやはり差が出ます。
そもそもアイドルの在り方が、日本と韓国では違うのでそうなるのも必然なことなのでしょう。レベルの差は「PRODUCE48」で色々と見えてくるかもしれませんね。
とはいえアイドルらしいKPOPアイドルも増えてきた
実力主義のグループが多く、どちらかと言うとアーティスト感があるのがKPOPアイドル。しかし、最近はいわゆる「可愛い系」も増えてきました。
韓国は曲ごとに毎回コンセプトを変えてくるので、前回はセクシーでかっこよかったのに、今回はいきなり可愛い系!なんてことも多々あります。
このように、グループのコンセプトに縛られるのではなく、曲ごとにコンセプトを変えることで、ファンを飽きさせないようにしているのです。
KPOPアイドルは「ダンスがうまい」は当たり前の認識
KPOPアイドルはダンスが上手いと日本のファンは言いますが、韓国ではそれが「当たり前の認識」なのです。
当たり前に思われるから、ダンスの実力は絶対につけないといけない。アイドルたちにはプレッシャーかもしれませんが、それが実力をあげている要因なのかもしれません。
サッカーもそうですが、ファンが厳しい国は強いですからね。それと同じで、ファンが求めるものが厳しくなればなるほど、KPOPアイドルの実力も上がっていくのかもしれません。
ファン、会社、アイドル。この3つの考えがぶつかり合った結果、「完璧なアイドル」が育っていくのです。
今後はさらにグローバルな活躍を見せていくKPOP市場
今後はさらにKPOP市場はグローバルに展開していきます。SMエンタもドバイでのライブも開催したり、世界中でオーディションを開催しています。
アジアがメインだったのが、今ではアメリカ、ヨーロッパ、南米、中東など様々な国でKPOPアイドルは活躍するようになりました。
人がいるところならば、可能性を見いだせる。今後はどんどん活動する国が増えていくことでしょう。